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Yoko Ishida

500年ぶりに女性の時代が到来

占星術は、全くの門外漢ですが、2020年は、500年ぶりに山羊座で冥王星と土星が重なり合い、天王星が牡牛座に入ることで、女性がさらに力を持ち、男性中心の時代から女性中心の時代へのターニングポイントとなり、権力のパラダイムシフトが起きるときだったそうです。

確かに、全世界がコロナ禍に巻き込まれる未曾有の混乱の中、女性リーダーの活躍に注目が集まりました。


そこで、2018年4月2日の前ホームページのコラム「若きハイスペック女子の憂鬱」を再掲します。

文中にあるように「若き」がまあまあのポイントで、40代半ばを過ぎて80代、90代と活躍している女性のうち、「若きハイスペック女子」を通過していようといまいと、「プロ彼女力」を発揮できない人はいないということに気づきます。

「若きハイスペック女子」はぜひ、その「正義感」と「ハイスペック」で、「プロ彼女力」を「SDGs」に向かって発揮してほしいと思います。

今のモヤモヤは、身近な「プロ彼女」が、そのすばらしい「プロ彼女力」を、社会のために用いていないことではないでしょうか。だったら、あなたが、それを社会に使ってください。

このコラージュのため、それぞれの画像を検索すると、全員、喧嘩してるような表情ばかりヒットするので、イメージはメディアに作られるのだな~って感じました。


若きハイスペック女子の憂鬱


正義感の合致という価値

2015年11月にダイアモンドオンラインに掲載された「ハイスペック女子」はなぜすぐに会社を辞めてしまうのか?という記事をよく覚えています。 この記事には「ハイスペックな美女」はなぜモテないのか?という前編があって、その前編は「誰もが勘違いしている、福山雅治が結婚したホントの理由とは?」で、「自分の仕事に打ち込む“頑張り女子”をもっとリスペクトしよう」と発信したところ、多くの働く女性たちから絶賛されて、現代の日本でこの頑張り女子たちがどれほどの苦悩を抱えているかに筆者の竹井氏が思い至ったことから書かれたようです。 「誰もが勘違いしている、福山雅治が結婚したホントの理由とは?」で世紀のモテ俳優ジョージ・クルーニー氏と美人人権派弁護士アマル・アラムディン氏が「正義感の合致」で結婚したというエピソードに私は激しく感激してしまいました。「正義感の合致」は本コラムのテーマである仕事においても最も重要なファクターです。企業は企業の正義を明確にし、その正義と合致する従業員を雇用し、その正義をベースにした経営を行なっていれば持続的に栄えることは間違いないと私は主張しています。男女の仲においても、正義の一致があればブレることがありませんね。私事ですが、私の離婚もまさに正義の不一致が原因だったように感じます。脱線しましたね(笑) 竹井氏は男性だから、男性よ、もっと頑張れ!とエールを送っていますが、女性の私は若きハイスペック女子こそ襟を正してほしいと感じます。「日本の低レベルな男性は三低女子を追い回しているからデキる私は全然モテない」とふてくされる前に、自分よりできない(とあなたが考える)三低女子ではなくアマルさんをみてほしい。「デキないからモテていいわね」とハイスペック女子にあるまじきブス発言をする暇があれば、デキてモテるホンモノのハイスペック女子をみてほしいし、いないというならあなたがなればいい。 確かにあなたは高学歴はじめ高SESのハイスペック女子かもしれない。もし本当に相手を完全に気分よくさせることのできるプロ彼女なんて女子が存在するのなら、おそらく彼女はハイスペックに甘えて男性の無能をこき下ろすだけのハイスペック女子より血のにじむ努力をしていて、結局はその仕事を男性から評価されているのではないでしょうか。かくいう私も20代後半には「ぶりっこを見抜けないバカな男がまた騙されてる」的ブス発言をハイスペック女子仲間と連発していましたが、単にモテない女の僻みでした。20年経つと恥ずかしい思い出です。 本当にハイスペック女子ならばハイスペック女子の地位をあげるためにも、オッサンたちをこき下ろす前にしてほしいことがあります。 「ハイスペック女子」はなぜすぐに会社を辞めてしまうのか? こちらの記事ではハイスペック女子がキャリアのはじめのアラサーでやめる原因を「男性上司の職業人としての無能さを日々見せつけられること」と指摘しています。 おそらくほとんどのアラサーハイスペック女子が「よく言った!そのとおり!!」と膝を打つでしょう。 とはいえ、元若きハイスペック女子としては、企業がその原因を認識し企業文化を変えていくだけでなく、若きハイスペック女子たちにも、その短慮のマイナス面に気付いてもらいたいと思うのです。 無能な男性上司の言葉は人生になんの役にも立たないわけではありません。せっかくの会社への忠誠心を、それこそ無能な上司のために捨ててしまうなんて、あまりにもったいないとは思いませんか。 ハイスペック女子が会社を辞めたいと思うきっかけはまさに「男性上司の職業人としての無能さを日々見せつけられること」でしょうし、ハイスペック女子が実際に会社を辞めてしまうとき会社が大きな損害を受けるのも間違いなく記事の通りです。 一方でアラサー女子の不安や不満は会社を辞めることで解消するのでしょうか。やめることですばらしく幸せで自己効力感の高い仕事を、有能な上司にサポートを得ながらバリバリやれるのなら、会社に損をさせたって絶対にやめたほうがいいに決まっています。 メディアに露出する女性成功者の姿を目にする度に、巷には男性優遇組織に見切りをつけて独立して堂々と華々しく活躍している女性があふれているようにも見えますよね。彼女たちは無能な男性上司にさっさと見切りをつけて、ハイスペックを活かして社会に貢献しています。会社を辞めさえすれば、彼女たちと同じ暮らしが待っているのでしょうか。 彼女たちは「辞めたから」輝いているのでしょうか。 たとえば大企業ではメディアに露出するのは役職者が多いため年齢が上になります。バリバリ活躍して輝いている若いビジネスマンとして目にするのはたいてい小さな企業、新しい企業をフィールドにしていることが多いです。そのため若くして活躍したいなら大企業ではなくベンチャーがよいのではないかと考える大学生が多いそうですが、大企業で生き生き楽しくワクワク活躍している若者はたくさんいます。それを知ってもらうのも活動の理由のひとつだとOne Japanの濱松氏が話していました。 ベンチャーだから若手が活躍できるわけではありません。 活躍するかどうかはあくまで本人次第です。 辞めればハッピーが間違いないのなら、どんどんやめればいいのですけれど、理不尽な慣例や偏見に満ちているのはあなたの会社だけではありません。世間はなかなか厳しくて、あなたの聡明さ、ハイスペックを見れば、どんなふうに前の会社を辞めてきたのか、たいてい想像はつきます。どの会社でもそんなハイスペック女子の扱いに困って気を遣ったり、急に辞められて困ったりした経験があるので、ましてや啖呵切って辞めてきた前科があるとなおさら、逃げ腰になるものです。 新しい会社に入ってもやはりそこには必ず無能な男性上司がいるでしょう。女性しかいない会社に入っても無能な女性上司が目につくことでしょう。 産業医面談にやってくる悩めるアラサーハイスペック女子には、似たような傾向があります。 チェックシートなどの提出物には完璧に回答してきます。 産業医面談の意味、効果が科学的に証明されているのか?的な質問は大体、提出物のコメント欄に書いてあります。産業医面談には概ね懐疑的で、警戒をあらわにします。 会社の制度を理論的に批判し、現場で自分を褒めてくれる上司や先輩を高く評価し、社長や最上位の経営層と自分や現場との間にいる管理職をトップのビジョンと自分のイノベーティブな才能の交通を邪魔する五合目の雲として激しく嫌い、批判します。 言っても仕方ないけど…風にお話ししてくれる内容は常に理論的で破綻がなくすごく正しいです。 直属の上長や身近な同僚の評価から自分に仕事ができることや経営者にとって自分に価値があることに間違いはないが、会社のトップと自分たちの間に位置する管理職によって仕事がやりにくくなっている、なんであんな人を管理職にするのか気が知れない、まあ、私には関係ないけど…なんて風味が多いですね。 考えてみるとダメな上司を否定する様子はまさにロースペック女子をこき下ろす様子に似ています。 あんなにダメなやつを管理職にするなんて、この会社には見る目がない、私の身近にはこんなにも私にチヤホヤするちゃんと見る目のある社員もいるのに、その人ではなくあんな何にもしないダメジジイを管理職にするなんて! なぜアイツが管理職になったのか。それは男性だから、社歴が長いから、人事権のある人間が自分より無能な人間を選ぶから…… 仕事ができるかどうかではなく、この会社ではプロ彼女的男性かどうかで出世が決まる。 ハイスペック女子が評価されないのは会社に見る目がないからだ・・・ ダメな男性とハイスペック女子はスペックも性別も正反対だから、この会社にいても会社のせいで成功できない、そう考えてやめてしまいますが、先にも述べたとおり、そのあと、本当に活躍できる女性はむしろまれです。 さて、やっと本題ですが、それなら会社にできることは何か。 それは彼女の人生のためにも、会社のためにも、辞めないほうが賢いことを伝えることです。 ハイスペック女子はまさに会社の正義を疑ってます。会社は正義を示すしかありません。 男性上司を職業人として無能だと考えるアラサーハイスペック女子はまだ、相手がオッサンだろうと女性だろうと年下だろうと、「職業人としての能力」を評価できるほどの視力を持っていません。もちろん、スペックが高い分、潜在的にその視力を身につける能力は高く、最終的には相当な視力の持ち主になる可能性が高いですが、「人を見る目」、ましてや「職業人を見る目」というのはTOEICの点数とは相関しません。 職業人を見る目の未熟さを、自意識過剰な若きハイスペック女性が気付けてないこと、そしてそれを周囲が指摘しないでおろおろと気を遣ってチヤホヤしてしまうことが、会社にとっても本人にとっても不幸な離職を招いています。 むろん、自己評価は高いほうがいいですし、ハイスペック女子は実際に有能なのですが、原石はあくまで原石で、無能に見えるハゲ上司の社会や世間における大きな価値がわからない状態では、よそに出ても機能しません。 そのオヤジが会社にとって癌だと感じるのなら、組織に残ってその癌の対策に講じるべきで、癌があるから組織を変えることを繰り返しても、組織も自分も成長しません。 ペーパーテストでは私のほうがいい点を取れるのに、長い間会社にいるからってなんで威張られなきゃいけないの?って言うけれど、会社だから一種当然です。その評価基準を変えたければ、自分がメスを振るわないと。 大人がまじめにやっていることなので、その無能上司がそこにいるにはなんらかの背景があります。 その背景を、大卒だからとか、資格があるからとかで、社会人数年目で評価できるわけはありません。 その点において男性のほうが柔軟に素直に自分の未熟さを認める一方で、女性の場合、上司がダメなのは上司が男性だからだと一種、男性差別的に考えてしまうのだと思います。 会社としてはハイスペック女子を評価する際に、原石としての評価であること、つまり、現時点ではまだまだ発展途上であり、成長過程としてはよい道筋を辿っている評価であること、今後、キャリア的にも社会的にもまだまだ成長の余地があり、成長の程度によって会社にはしっかりと多様な社員の多様な能力を公正に評価する準備があることを伝えるしかありません。 それでも辞めていくハイスペック女子は多いと思いますが、真のハイエストスペック女子なら、会社の正義を示せば、正義感の合致で残ってくれると思います。

shinyopro | 2018.04.02 06:30 | トラックバック(0)

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