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Yoko Ishida

ChatGPTが答える「理想的な睡眠プログラム」

ChatGPTに「理想的な睡眠プログラム」をきいてみました。

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理想的な睡眠プログラムには、以下のような要素が含まれます。

睡眠時間を一定にする:毎晩同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが重要です。これにより、自分の体内時計が調整され、眠りにつくのが容易になります。

寝室の環境を整える:寝室を暗く、静かで快適な場所にすることが重要です。暗さを保つために、カーテンやブラインドを使用し、騒音を減らすためにホワイトノイズマシンを使用することができます。快適な寝具とマットレスを使用して、快適な温度を保ちます。

食事と運動の調整:寝る前に軽い食事を食べることが重要です。また、寝る前に運動をするのは避けるべきです。これらのアクティビティは、自分を目覚めた状態に保つことができ、入眠を妨げる可能性があります。

スクリーンタイムを制限する:寝る前にスマートフォン、タブレット、コンピューターなどの電子機器を使用することを避けることが重要です。これらのデバイスは、目の疲れを引き起こす可能性があり、寝る前に興奮状態になることがあります。

リラックスする:寝る前にリラックスすることが大切です。リラックスする方法には、バス、マッサージ、ストレッチ、深呼吸、瞑想などがあります。これらのアクティビティは、身体的な緊張やストレスを軽減し、入眠を促進することができます。

昼間の睡眠を避ける:昼寝をしないか、あっても30分以内に制限することが重要です。長時間の昼寝は、夜の睡眠の質を悪化させる可能性があります。

アルコールやカフェインの摂取を制限する:アルコールやカフェインは、睡眠の質を悪化させる可能性があります。夜の飲酒やカフェインの摂取は避け、あっても軽度のものにとどめましょう。

これらの要素を組み合わせた睡眠プログラムを作成することで、より良い睡眠環境を作り出し、より質の高い睡眠を実現することができます。


参考:ホワイトノイズも聞いてみました

白色は様々な周波数の音が混在している状態を表し、そのためホワイトノイズは、幅広い周波数帯域を覆うノイズとして知られています。これに対してピンクノイズは低周波側に強く、ブラウンノイズは高周波側に強い特性を持っています。ホワイトノイズマシンは、集中力を高めたり、眠りを誘うために使用されることがあります。また、音楽制作の現場でも、周波数特性やレベルを調整するために利用されます。

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さて、いかがでしょうか?

睡眠にまつわる話題は、popular science や pseud science の多い領域で、ChatGPTさんもいろいろと惑わされているようです。


「毎晩同じ時間に寝て、同じ時間に起きる」、しかも22時から7時までを毎日繰り返せるとしたら、それはすばらしい睡眠習慣だと、誰にでも想像がつくでしょうが、毎日10時から14時までだとしたら、いくら規則的でも体内時計は整わないでしょうね。


皆さんの多くに、「規則性:規則的であること」が、睡眠の中で最も重要な因子だと伝わっているようですが、1日として同じ1日を生きることのない私たちは、なかなか規則的な睡眠を取ることは難しいですね。

もちろん、毎晩22時に床に就き、翌朝7時に起床すれば、睡眠効率が正常ならば、非常に望ましい睡眠と覚醒が得られますが、仕事が長引いたにしろ、飲み会が盛り上がったにしろ、午前2時に就寝する翌朝は、何時に起きるのが正解でしょうか。

もし、いつもの通り7時に起きた翌日、早寝することができれば、それでも良いとは思いますが、当日は睡眠時間5時間の認知機能で過ごすことになりますね。

翌日が休日なら、翌朝10時まで寝坊するのもよいですが、その場合は、時差ぼけになるかもしれませんね。

週末に寝坊したいのに、規則性が重要だからと眠いのに平日と同じ時間に起きて、日中に昼寝するという習慣もよく聞きます。ChatGPTの言うとおり、昼寝は睡眠衛生増進には逆効果ですので、お気を付けください。寝だめはできませんが、負債は返済しなければなりません。週末は夜更かし&寝坊というパターンもよく見ますが、規則性という点では睡眠(就寝から起床)の真ん中の時間を一定にすることで、時差ぼけが防げるので、ぜひ、早寝&寝坊のスタイルをお試しください。


規則的であることは、理にかなった睡眠、すなわち1日1回8時間程度なら好ましいですが、私は、1日分ならともかく、数日にわたり睡眠時間より規則性を優先するのはお勧めしません。

先日、笑えない話を聞きました。勤務間インターバル制度を導入したA社では、月曜日は9時始業でも、インターバルがあるので、どんどん始業時間が遅れ、金曜日には夜出勤して土曜の朝に帰宅するのが日常になっているそうです。この睡眠リズムは、週単位でみれば、明らかな規則性がありますが、生物学的には最悪です。まさに勤務間インターバルが裏目に出た失敗例です。


寝室の環境が暗く、温度湿度ともに適切であることは、もちろん重要ですが、寝具やマットレスについては、寝具やマットレスを販売する企業の発信を拾っている可能性もありますね。生物学的に睡眠に関連するのは暗いほうがよいということと、深部温(脳の温度)が下がっていくと眠りやすいということです。


脳の温度が下がる勾配を就寝に一致させるためには、一度、数時間前に上げておく方法が有効で、体温が上がる行動として、運動、食事、入浴があります。反対に眠る直前にこれらの体温が上がる行動をするのは避けたほうがいいので、仕事で遅くなった日は、すべてすっとばして、さっさと床に就きましょう。


ChatGPTが、理想的な睡眠プログラムとして挙げてくれるのを期待していましたが、私が推薦する理想的な睡眠プログラムは当然、当社のスリープDXプログラムです。

自覚検査と他覚検査で現在の睡眠を可視化した後、専門家との対話によって、固有の生活習慣やライフスタイル、それぞれがめざすウェルビーイングについて知ったうえで、包括的な行動変容の提案とその実践支援を行います。ぜひ、お試しください。


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